園での生活

トラブルについて

お子さまは、まず大好きなおうちの方との安定した関係を土台にして、次第にお友達とも関わりを持つようになります。1歳半から2歳頃になるとおもちゃを取り合ったり、自分のしたいことを主張したり、自分の欲求とお友達との欲求のぶつかり合いを体験していく中で、次第に相手の気持ちや自分の感情をコントロールすることを学んでいきます。年齢にかかわらず、お子さまはまだ自分の気持ちを言葉で説明できないために、行動(噛み付く・引っ掻く・押す・叩く等)で表現してしまうことが起こります。当園では、ただ『だめ』と伝えるのではなく、お子さまが自分自身でお友達と交渉できる力が育つように援助したいと考えています。ご家庭とも連携し、足並みを揃えてお子さまに関わります。

怪我について

当園では、怪我の予防には十分注意しますが、さまざまなことに挑戦したりお友達と関わったりする中で怪我をする可能性がないとはいえません。お子さまが成長していく過程で、一度も怪我をすることなく成長することはありません。小さな怪我は、より大きな怪我をしないための学びの機会として見守っていただきたいと思います。

睡眠と朝食について

アートチャイルドケアでは、専門医と協同で睡眠をはじめとした生活リズムを改善していく取り組みである「眠育」を行っています。1歳から小学校にあがるまでのお子さまに必要な総睡眠時間(夜間睡眠時間+昼寝時間)は11時間程度と言われています。特に、夜間睡眠は10時間が必要です。
睡眠不足は、遅寝からはじまります。保育園に通うため、遅く寝ても朝起きる時間は一定だからです。
遅く寝た次の朝は出来るだけ長く寝ていたい、その結果朝食を食べる時間がなくなってしまいます。
朝食には、①体温を上げて、身体を目覚めさせる、②あたまと体にエネルギーを与える 、③体調を整える といった、一日を気持ちよく過ごすための役割があります。
『早寝』と、『朝ごはん』。お子さまの健やかな成長のため、是非意識していただきたいことです。

乳幼児突然死症候群(SIDS)について

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、それまで健康に見えた乳児が主に睡眠中に突然死亡するものです。
SIDSの予防方法は確立していませんが、「寝かせる時はあおむけに寝かせる」「できるだけ母乳で育てる」「乳児の近くでの喫煙、妊娠中の喫煙は控える」のポイントを守ることによりSIDSの発症率が低くなるというデータがあります。ご家庭でもこれらのことに留意してSIDS予防に努めましょう。
保育園では、顔色、呼吸の確認、刺激を与える(触れてみる)などのこまめな睡眠チェックを行っています。

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